これまで, Perlの組み込み関数print
を使いながら, Perlからデータを出力する方法を学んできました. ここでは, Perlに対して逆に文字列を入力する方法の1つ, 「標準入力」について学びます.
use strict;
use warnings;
my $input = <STDIN>;
chomp($input);
print $input;
これは, 標準入力を利用したPerlのコードの例です.
Perlにおいては, 標準入力は<STDIN>
で表され, この結果をスカラー変数$input
に代入しています.
ここで, chomp
という関数が出てきました.
これもprint
と同じくPerlの組み込み関数の1つで, 「文字列の末尾にある改行を除去する」という効果を持つ関数です.
標準入力を利用して受け取った文字列には, 末尾に改行文字が入っているので, chomp
関数を使って取り除いています.
Wandbox上で標準入力を利用する方法について解説します. コードを入力するテキストボックス(エディタ)の下に, 「Stdin」と書かれた部分があります(青矢印).
ここがWandboxでコードを実行する際の, 標準入力を指定する部分です. このテキストエリアに入力された文字列が, エディタに書かれたコードをWandboxが実行する際の標準入力として与えられます. ここでは, 「sample string」という文字列を指定しています.
この状態で, コードを実行した結果が次の通りです. 「Stdin」で指定した, 「sample string」という文字列が出力されていることがわかります.
Wandboxで, 標準入力(<STDIN>
)を複数回使いたい時は, 次のようにしましょう.
use strict;
use warnings;
my $input1 = <STDIN>;
chomp($input1);
print $input1;
my $input2 = <STDIN>;
chomp($input2);
print $input2;
...TODO...
標準入力であなたの名前やIDを入力して, その文字列をprint
関数で出力するコードを書いてみましょう