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Canna 3.6p4までの変更点については、OCHANGES.jpを参照してください。
また、本ドキュメントでは細かい変更には触れていないため、詳しい点については
はChangeLogを参照してください。ただし、辞書の変更点は、dic/ideo/ChangeLogに
まとめられているため、そちらを参照してください。
1. Canna 3.7までの主要な変更点
Canna 3.6から3.7までの新機能、重要な修正、仕様変更を述べます。なお、
この中には3.6のパッチの中で解決した問題も含まれています。
1.1 重要な変更点
・デフォルトのディレクトリ構成が変わりました。特にパッケージを作成する場合には
注意してください。
・バイナリ辞書の形式が変わりました。以前の形式の辞書もマウントできますが、
新しく作った辞書は古いサーバではマウントできません。なお、mkbindicに-c 3.0
というオプションを与えると、3.5/3.6でも(3.2でも?)マウントできる辞書を
生成できます。
・共有ライブラリのバージョンが全てのプラットフォームで1.2になりました。
バイナリ互換性は保たれていますが、プラットフォームによってはファイル名が
変わったために動的リンクに失敗することがあります。その場合はシンボリック
リンクを張ってください。
・canuumが補助ライブラリlibsptを利用するようになりました。
http://www.j10n.org/libspt/
からダウンロードできます。詳しくは、canuum/README.jpを参照してください。
・クライアントから不正なリクエストを送られると、バッファオーバーフローを
起こしたり、内部情報が漏れたりするというセキュリティ問題を修正しました。
(補足: これは3.6p1で既に解決しているので、3.7でないと危険というわけでは
ありません。)
1.2 設定、カスタマイズに関する変更
・ローマ字仮名変換やユーザーインターフェースに関係ない、サーバとの接続に
関する設定を独立して行うため、rkc.confという新しい設定ファイルを導入
しました。詳しい構文などはRKCCONF.jpで説明しています。
・(setq chikuji-continue nil)としておかないと(setq renbun-continue nil)
が効かない問題を修正しました。renbun-continueのデフォルト値はnilでしたが、
tであるかのように動作していたため、この修正に伴いrenbun-continueのデフォルト
値をtに改めました。
・サンプルファイルの構成が変化しました。
1.3 ユーザーインターフェース、ローマ字仮名変換に関する変更
・カナ変換時の自動登録が使えるようになりました。verbose.cannaにあるように、
use-dictionaryで:katakana "your-dictionary"のように設定することでこの機能を
有効に出来ます。
・character-based-moveがtに設定されていると、単語登録の際に単語の編集がうまく
出来ない問題を修正しました。
・「ん」を「n'」で入力できない問題を修正しました。
・単語登録の品詞メニューで「その他」を選んだ時に不正な動作をする問題を修正
しました。
・TTY ベースのアプリケーションや emacs で、カーソルキーやファンクションキー
を正常に入力できない不具合を修正しました。
・字種変換、部分確定の際に誤った学習が行われる問題を修正しました。
・サーバと通信する際、一定時間に返答が戻って来ないときは通信を中止するように
しました。詳しくはRKCCONF.jpを参照してください。
1.4 仮名漢字変換に関する変更
・辞書に様々な改良を加えました。
・3.6p1で逐次入力とcpdicコマンドが動かなくなったので、修正しました。
・mkbindicで同じ読みの単語同士の優先順位を変えないようにしました。
・「化って」のような誤変換を起こりにくくしました。
・バイナリ辞書をmakeし直しても、辞書の内容に変化が無ければ、以前の学習データ
をそのまま利用できるようにしました。ただしDIC_3_6_COMPATや-c 3.0を使って
旧形式の辞書とした場合は、この機能は利用できません。
1.5 APIに関する変更
・ワイドキャラクタAPIを変更しました。現在のところ、コンパイル時に無効にしない
限り、古いAPIも利用できますが、できるだけ新しいAPIを利用してください。
新しいAPIを利用する場合、jrkanji.hをインクルードする時に、
#define CANNA_WCHAR16 /* もし必要なら */
#define CANNA_NEW_WCHAR_AWARE
#include <canna/jrkanji.h>
としてください。なお、ワイドキャラクタのAPIを使うと厄介なコード変換が必要
となるため、新しくクライアントを作るときは、EUCのAPIを利用することを推奨
します。
・EUC版のKC_LISTCALLBACKを用意しました。第3引数にはjrEUCListCallbackStruct
へのポインタを渡してください。また、機能テスト用に、CANNA_EUC_LISTCALLBACK
というマクロを定義しました。
1.6 その他
・実験的な64ビットサポートを追加しました。CCやCCOPTIONSを適切に設定して、64
ビット用のコンパイラを呼び出すようにすると、64ビットで動作する実行ファイルが
作られるはずです。
・IPv6に対応しました。ただし、比較的新しいIPv6の仕様に依存しているので、古い
仕様に基くシステムではコンパイルが出来ないことがあります。特に、Linuxでは
少なくともkernel 2.4.21/2.5.45以降と、それに対応したglibcが必要です。
・Canna 1.x時代のEUCプロトコルのサポートを止めました。
・sample/*とcmd/crrdic/*を削除しました。いずれも以前から通常のインストールでは
コンパイルされていなかった古いプログラムです。
・ドキュメントを修正しました。特に、doc/man/guide以下のTeXドキュメントを大
幅に更新し、LaTeX2eに対応させた他、古い記述を修正しました。
・その他、さまざまな潜在的な問題を修正しました。
1.7 Canna 3.7b1からの変更点
・辞書にいくつかの修正を加えました。
・jrkanji.hにCANNA_JR_BEEP_FUNC_DECLAREDというマクロを追加しました。
2. Canna 3.7におけるパッチ
2.1 Canna 3.7p1での変更点
・gcc以外のコンパイラで、いくつかのファイルがコンパイルエラーになる
問題を修正しました。
・imakeのCFLAGS等にシェルの特殊文字が含まれる環境(特にAIX)に対応しました。
・環境によってdic/ideo/pubdic/podがリンクエラーになる問題を修正しました。
・MacOS X 10.3ではcppが変な#pragmaを吐くので対策しました。
・Canna.confのModernElfLinkを少し賢く(Sun以外では逆にまずいかも)しました。
・hppa版LinuxをHP-UXに誤認識する部分があったのを修正しました。
・このファイルの「1. Canna 3.7までの主要な変更点」を加筆訂正しました。
2.2 Canna 3.7p2での変更点
・X.Org版imakeでmakeできない問題を修正しました。
・ビッグエンディアンのマシンで3.7パッチを当てたkinput2を使うと正常に文字を
入力出来ないバグを修正しました。
・先頭一文字選択を2回行うと異常な状態になるバグを修正しました。
・emacsでcanna-parseを使うと落ちるバグを修正しました。
・rkc.confを読み込むとき状況によって落ちてしまうバグを修正しました。
・Pubdic+-fix01を取り込みました。辞書自体の変更は無く、付属ツールの修正と
ライセンスの明確化が行われています。
・そのほか潜在的なバグの修正やドキュメントの訂正を行いました。
2.2 Canna 3.7p3での変更点
・FreeBSD, Solaris, AIXなどでmakeできない問題を修正しました。
以上
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