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install.rst

File metadata and controls

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Gitのインストール

Windows

Windowsでは、CygwinにGitを導入する方法と、msysgitを導入する方法の2通りの方法があります。

今回はお手軽かつ高速なmsysgitを導入します。

msysgitの場合、msysgit本体だけではうまく日本語が扱えないので、nkfというプログラムの導入も行う必要があります。

msysgitのインストール

  1. msysgitのサイト に移動し、Git-1.7.6-preview201107xx.exeと書かれたリンクを選択します。

    win-001

  2. ダウンロード用のリンクを選択し、インストーラをダウンロードします。

    win-002

  3. ダウンロードしてきたファイルを実行します。

    win-003

  4. ライセンスが表示されます。

    win-004

  5. インストール場所は、特にこだわりがなければそのままにしておきます。 32bit版の場合、(x86)は付かないので注意してください。

    win-005

  6. インストールの設定です。 デスクトップにショートカットがあっても邪魔なだけなので、外しておきます。

    Git Bash Hereがあった方が何かと便利なので、Windows Explorer integrationは 「Context menu entries」がいいでしょう。

    Git GUI HereはGit Bash Hereから起動できるので、ここではチェックを入れていません。

    win-006

  7. スタートメニューに登録する名前です。

    win-007

  8. PATHにgitの実行ファイルが格納されたbinを使いするかどうかです。 基本的にはGit Bash Hereを使うことになるので、ここではデフォルトのままにしておきます。

    win-008

  9. 改行文字の変換の設定です。 後で変更可能なのでどれでもいいのですが、プアなエディタを使っているのでなければ、 一番下の「何も変換しない」設定がおすすめです。

    win-009

  10. しばらくお待ちください。

win-010
  1. msysgitのインストールは終了です。
win-011

nkfのインストール

  1. nkf をダウンロードし、展開します。
  2. binの中にあるnkf.exeを、Gitをインストールしたディレクトリのbinの中にコピーします。

日本語入力と日本語出力の準備

Windowsでは、Gitのインストールディレクトリのetcの中にあるファイルを編集する必要があります。

Windows Vista/7をお使いの方は以下の手順を実行前に、 Usersグループに対してetcディレクトリに書き込み権限を与えておいてください。

  1. inputrcを開き、

    # disable/enable 8bit input
    # set meta-flag on
    # set input-meta on
    # set output-meta off
    # set convert-meta on
    

    と書かれた場所を探します。おそらく14行目付近にあるはずです。

    これを以下のように書き換えます。

    # disable/enable 8bit input
    # set meta-flag on
    # set input-meta on
    # set output-meta off
    # set convert-meta on
    set convert-meta off
    set meta-flag on
    set output-meta on
    set kanji-code utf-8
    

    この修正により、日本語の入力が可能になります。

  2. profileを開き、ファイルの最後に

    export GIT_PAGER="nkf -s | LESSCHARSET=utf-8 less"
    

    と追記します。

    この修正により、日本語の出力が可能になります。

Mac

MacPortsを使う場合

  1. 以下のコマンドを実行します。

    sudo port install git-core
    
  2. インストール終了です。

Homebrewを使う場合

  1. 以下のコマンドを実行します。

    brew install git
    
  2. インストール終了です。

初期設定

必要最小限の設定を行います。

Windowsの場合、適当なディレクトリを右クリックして、Git Bash Hereを実行します。

その他のOSの場合、bashなりzshなりを開きます。

ユーザ情報を設定

以下のコマンドを実行します。

git config --global user.name ユーザ名
git config --global user.email メールアドレス
git config --global color.ui auto

エディタを設定

コミットメッセージなどを入力するエディタの設定を行います。

エディタの選定基準としては、

  • デフォルトのエンコーディング方式をUTF-8にできる、 もしくは起動時にエンコーディング方式をUTF-8にできる
  • 保存と終了が簡単にできる

を満たすものなら基本的には大丈夫です。

例えば、WindowsでGVimを使用する場合、Gitのインストールディレクトリのetcの中にあるprofileを開き、 ファイルの最後に以下の記述を追加します。

export GIT_EDITOR='/C/Apps/vim/gvim.exe'

パスに空白が入っていると面倒なので、空白が入っていない場所に入れておくといいでしょう。

Windows以外の場合、ホームディレクトリの.bashrcなどのファイルに、上記の記述を追記します。