何よりまず: ぜひ気軽にAlgoraveを主催したり宣伝したりして、楽しんでください。Algoraveは誰かが管理するブランドでもフランチャイズでもありません。それを使って何でも好きなことをして構いません。ただし、Algoraveはコミュニティでもあるので、参加に際してはそれに由来するいくつかのガイドラインに従ってもらわなければなりません。
フルレンジのスピーカーと高コントラスト比のプロジェクターが小さな暗い部屋にあって、できれば霧や煙が出せれば、もう間違いありません。何列も席のあるところでコンサートをしたいならそれもいいでしょうが、Algoraveとは言えません。
アルゴリズムのプロセスを見せる: 演奏/演目はたいてい、コードの記述とアルゴリズムによる音楽や映像の生成が含まれていて、そのコードとアルゴリズムのプロセスが可視化されていなければなりません。けれども、必ずしもライヴコーディングでなくていいですし、画面を映し出したくない人もいるでしょう。そうしたことにこだわらず、より面白く多様になるよう、異なるアートフォームやアプローチをどんどん好きなようにミックスしてください。
組織の介入には慎重に: Algoraveはフリー・カルチャーなので、経済的な援助や組織との提携には注意してください。主催者が自ら運営するAlgoraveの専任として演奏することに全く問題はありませんが、あまり自己宣伝に偏らないようにしてください。Algoraveをお互いに高め合うように使ってください。
ヒエラルキーをひっくり返す: 「スター」は概して批判の対象となります。Algoraveが常にそうした「レイヴ」だというわけではありませんが、半ば匿名の人びとが一体化した聴衆に向かってプレイするレイヴの精神から影響を受けることもあるのは、良しとしましょう。
他のコミュニティに対する敬意: Algoraveは「ダンスミュージックの未来」ではありません。私たちは、もっとずっと長い歴史の一部として、いろいろと試しているに過ぎません。
出演者と聴衆における多様性: 多様な顔ぶれの出演者にしてください。例えば、ジェンダー、出自、階級、年齢、宗教・思想(及びそれらの欠如)、学歴といった点での多様性を考慮してください。多様な出演者は多様な聴衆を招き、多様性に富んだコミュニティとなります。それは全ての人にとって有益です。さらに、様々なテクノロジーやアプローチを目の当たりにするということも、活気を失わせないためにはいいことです。
初めから多様性に焦点を合わせるのが最善です。例えば男性優位の集団という印象をいったん受けてしまったら、それを振り払うのは容易なことではありません。 加えて、私たちはクラブカルチャーとテクノロジー文化の両方で頑なな偏見と闘っています。新しい場を1日目から作り出すことを考えましょう。
Algoraveは危険のない場であるべきです。アクセシビリティを高めるための行動規範を設けることを検討してください。このような例があります: https://github.com/Algorave/algoraveconduct
ローカルとネット上のコミュニティを作る: もし既にあなたの住む地方で活発に活動している人たちがいるなら、連絡を取って参加しましょう。できれば、自らAlgoraveを開催することを考えながら、合流してください。結構楽しいですよ。
ネット上には、演奏者とイベント運営者の活発なコミュニティがあります。皆喜んで手伝ってくれます。宣伝材料として目印になるような素材も提供してくれます。 おすすめしたいのは
- Live Coding chatの#algoraveチャンネル: https://chat.toplap.org/channel/algorave
- じっくりと議論するためのTOPLAPフォーラム: https://forum.toplap.org/
- Lurkのalgoraveフォーラム: https://we.lurk.org/postorius/lists/algorave.we.lurk.org/
- あるいは、algoraveウェブサイトのcontactページ: https://algorave.com/contact/ を使うこともできます。